【デザイン初心者向け】『なるほどデザイン』(読書感想)
この記事では、『なるほどデザイン』の紹介、読んだ感想をまとめています。
仕事でチラシなどを作成する機会が増えてきたのですが、なかなか思うようなデザインが作れず、先輩のデザインしたものを見ては「こんなものが作れるようになりたいな」と思うようになりました。
そのため、3年ほど前に購入した『なるほどデザイン』を読み直しました。
忘れている個所が多かったので、改めて意識したいところを中心に、以下にまとめています。
『なるほどデザイン』本の概要
「デザイン=楽しい」を実感できる新しいデザイン書籍。
デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスを
図解やイラスト、写真などのビジュアルで解説しています。
現場で活躍しているデザイナーが身近にあるわかりやすいものに例えたり、
図解、イラスト、別のものに置き換えて見方を変えてみたり…
豊富なビジュアルとともにわかりやすくひも解いた、
楽しみながらデザインのあれこれがわかる「なるほど!」と思える内容が盛りだくさんです!(引用:Amazon.co.jp)
『なるほどデザイン』は2015年8月に出版されました。
ページ数は269ページ。イラストも多くてとても読みやすいですが、内容がぎっしり詰まっているので、日中働いている人は読むのに3~4日かかりそう。
『なるほどデザイン』要点
デザインする前に整理すること
『なるほどデザイン』ではデザインをするにあたり、以下のことをまずは整理するのが良いとされています。
■どんな人に伝えたい?(年齢/ライフスタイル/知識レベル/関心度合い)
■何を伝えたい?
■なぜ伝えたい?
■いつ・どこで伝えたい?
よく"5W1H"を意識して資料を作成すると良いなど言われていますが、デザインする時も同じなんですね。
デザインのステップ
デザインの過程を6ステップに分けて紹介しています。
❶図解とラフ
情報の階層構造を整理して、大まかなラフを書いていきます。
❷方向性を決める
表現(かっちりorにぎやか等)と構造の方向性(写真の配置等)を決めていきます。
❸骨格をつくる
タイトルを目立たせたり、素材のかたまり感・おまけ感等を作っていきます。
❹キャラを立たせる
書体や文字組み、字間、文字サイズなどを調整します。
❺足し算と引き算
あしらいや文字の色、背景などを足したり、引いたりしていきます。
❻ブラッシュアップ
フチや「止め」をつけたり、文字加工したりします。
大まかな構成や方向性を決めてから、細部を調整していくのが効率的だそうです。
前職では上司から、資料作成の前に紙にラフを書いてから作り始めたほうがいいよ、と何回も言われましたが、デザインの世界でも同じことが言われているんですね。
終わりに
『なるほどデザイン』は新人デザイナー向けに書かれていますが、デザインの本だけあって、デザインに関して全くの初心者でも楽しめる内容となっています。
ただ、全くの初心者が『なるほどデザイン』を読んで、プロのデザイナーになれるまでデザインスキルが上がるというわけではないと思います(それだけデザインの世界は奥深いということでしょうか)。
今後も他のデザインに関する本を読んで、思わず見たくなるようなデザインが作れるようになりたいと思います!